学び方 · 英語との向き合い方

英語ネイティブになる必要はない伝わる英語を、少しずつ育てよう

「もっとネイティブらしく話せるようになってから」。そう思っているうちに、話す機会を先延ばしにしていませんか。

英語を使う目的は、人によって違います。旅行先で希望を伝えたい。仕事で質問したい。新しい友人と話したい。どの場合も、最初に必要なのは誰かと同じ発音になることより、自分の用件を伝え、相手の返事を受け取ることです。

「ネイティブらしさ」は、会話のゴールではない

母語として英語を話す人にも、さまざまな発音や言い回しがあります。ひとつの話し方だけを正解にすると、自分の英語を使う前から「まだ足りない」と感じやすくなります。

発音を練習する意味はあります。聞き手に伝わりにくい音を見直すと、会話が楽になることがあります。ただ、目標は声やアクセントを誰かに似せることではなく、相手が理解しやすい形で伝えることで十分です。

短い言葉でも、会話は進められる

たとえばホテルのチェックイン。長く整った説明が浮かばなくても、予約があることを一文で伝えられます。

ホテルのチェックインで

I have a reservation for three nights.

3泊で予約しています。

自分の宿泊日数に合わせて three nights を替えるだけでも、自分の用件になります。相手の返事が聞き取れなければ、Could you say that again, please?(もう一度言っていただけますか?)と聞き返せます。聞き返しは失敗ではなく、会話を続けるための一言です。

練習の基準を、自分の場面に置く

「ネイティブのように話せたか」の代わりに、次のことを確かめてみましょう。

一度で全部できなくても大丈夫です。まずは使う予定のある場面をひとつ選び、そこで言いたい一文を声に出す。少しずつ、相手の質問や自分の返し方も増やしていけます。

今日の練習

言いたいことを、一文から

次に英語を使いそうな場面を思い浮かべて、「何を伝えたいか」を日本語でひとつ書いてみましょう。その一文を英語で言い、声に出してみます。言いにくければ短く言い換えて構いません。

自分の英語で会話を始め、伝わるように少しずつ調整していく。その経験が、次の一言につながります。